愛情溢れる会葬御礼

２週間ほど前、インラインスケート同好会の練習後、久しぶりに広島の白島にあるスキーショプ・ベルグシローさんに行ってきました。
店内の商品を眺めながらスキーやインラインスケートの雑談をしていると、昨年亡くなった我がスキー学校の先輩Ｔ氏の話が出ました。
亡くなって半年経ちますが、店主のクリスさんは、つい最近まで知らなかったようです。
私が感動した会葬御礼の話をしたところ、是非見たいとの事。
早速自宅に帰り、家中を探しましたが、その日は結局見つかりませんでした。
もしかして、捨ててしまったかも・・・・
それから２週間。
昨夜、スキー学校関係の書類を見ていたら、書類の中から出てきました。

下がその感動の会葬御礼です。

『夫との思い出は、いつまでも色あざやかに

スポーツマンで、多くの趣味を持つ夫でした。
毎年紅葉の季節に宮島を訪ね、同じ木をカメラに収めていたものです。
家族との時間も、とても大切にしてくれました。
子どもたちが、幼いころ、車にテントを載せて各地へ登山に出かけたこと、夫婦で完走したホノルルマラソン・・・・。
かけがえのない家族の思いでは、夫の撮った写真のように、いつまでも色あせることはないでしょう。
夫は、平成２３年１２月１３日、６５歳の生涯をとじました。
病がわかった後も「全日本スキー連盟」の証明書発行を申込み、前向きに闘病を続けた夫の気持ちを思うとせつなさがつのります。
もう一度、白銀の世界を滑る勇姿が見たかった・・・。
これからは、かの地で思うままにシュプールを描いてほしいと願い、感謝を込めて見送ります。
生前、夫は良き出会いに恵まれ、多くの皆さまに支えていただきました。
賜りましたご厚情に、心より感謝申し上げます。
本日はご会葬いただき、誠にありがとうございました。
略儀ながら書状をもちまして厚くお礼申し上げます。』

と云う、夫婦仲の良い、家族思いだった先輩が偲ばれる会葬御礼でした。

私も若いころから、登山、スキー、ハンググライダー、ウインドサーフィン、インラインスケート、他・・・と沢山の趣味にハマって来ました。
更に、今はロードバイクにどっぷり・・・
随分好き勝手をしてきたものです。
その結果、私の場合は家族との時間が少なくなってしまいました。
この会葬御礼を見て、改めて妻と子供たちに申し訳なかったと今更ながら思っています。
勿論、その報いとして、こんな愛情のこもった会葬御礼は、我が家ではありえない事だと覚悟しています。・・・・(＾＾；

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